情報を収集する
太陽光発電システムを導入する前に基本的なしくみやメリット・デメリット、商品の種類などについての情報を集めておきましょう。
太陽光発電の基本的なしくみ
太陽光発電システムを導入する目的がはっきりしたら、太陽光発電の基本的な仕組みについて情報を集めるようにしましょう。ある程度の情報を知っている方が施工会社との最終的な契約や交渉の際に大きく役立ちます。
太陽光発電がどのようにして電気を作り出すのか、発電量を増やすためにはどのような工夫が必要なのか、どれくらいの耐久年数があるのか、など基本的な情報から少しずつ理解を深められることをおすすめします。
また太陽光発電システムに必要な機器についても情報を収集しておきましょう。それぞれの機器が発電した電気を有効に使うために必要になるので、故障したかなと感じられた時に故障の原因を探ることもできます。
太陽光発電の基本的なしくみやメリット・デメリット、システム導入に必要な機器については、「太陽光発電について」のカテゴリでも詳しく解説していますので参考にしていただければ幸いです。
ソーラーパネルの種類や必要な機器
太陽光発電システムによる発電量を決めるのは機器の種類なので、どのように商品を選ぶかが大切なポイントです。特に太陽電池モジュールの変換効率は面積あたりの出力量を示す性能で、変換効率が高いモジュールほど発電量が多くまた商品価格も高くなっています。
パワーコンディショナーは太陽電池モジュールと同じメーカーを選らばれることをおすすめします。機器同士の相性が良かったりセットでメーカー保証がついているメーカーもあるので、特に住宅用の太陽光発電であれば同じメーカーであればまず問題ありません。
大規模な産業用太陽光発電システムのパワーコンディショナーは、変換効率やMPPTなどが大切な要素となります。ソーラーパネルと違うメーカーでも問題ありませんが、売電するために電力会社の電力系統ときちんと接続できる商品を選ぶ必要があります。
「太陽電池モジュールの選び方」や「パワーコンディショナーの選び方」といったページで商品を選ぶポイントを紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。
トラブル例や失敗例
太陽光発電システムの導入後に思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。例えばソーラーパネルに反射した光が隣家に差し込み平穏な日常生活を害されたとして訴えを起こされた事例もあります。
参考リンク
・環境ビジネスオンライン:太陽光反射光訴訟、逆転判決 なぜ、原審は覆ったのか?
また発電シミュレーションよりも大幅に発電量が下がったりするケースもあるので、その場合の工事保証などについてどのようなものがあるか情報を収集しておきましょう。基本的に施工業者による無償保証が付いていますが、発電シミュレーションを予め取ることが前提となっています。
もしお知り合いの中に太陽光発電システムを導入された方がいらっしゃるのであれば、その方からいろいろとお話を伺うのもおすすめの情報収集方法です。基本的な情報収集が終われば次は社会環境の変化についての調査です。
情報収集のまとめ
- 太陽光発電システムの基本的な情報について収集する
- 太陽電池モジュールとパワーコンディショナーの基本的な役割について理解する
- 隣地とのトラブルや発電量不足など、設置後のトラブルに備えるために保証制度などについて情報を収集する