太陽光発電システムに必要な機器
太陽電池モジュールを使って発電した電気エネルギーを利用したり、電力会社に売電するためにはどのような機器が必要なのでしょうか?
発電した電気エネルギーを使うためには
太陽電池モジュールで太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換しますが、この変換した電気エネルギーを家庭内で使用したり、電力会社に売電するためには必要な機器を揃える必要があります。
これらの必要な機器をすべてまとめて「太陽光発電システム」と呼び、それぞれの機器が機能することによって初めて太陽の光エネルギーを活用できるようになります。
太陽光発電システム構成例
太陽光発電システムに必要な機器は一般的に以下の通りになります。①太陽電池モジュール → ②接続箱 → ③パワーコンディショナー → ④分電盤 → 各部屋のコンセント という流れで電気エネルギーが供給されます。
また余った電気は、④分電盤 → ⑥電力量計(売電用)という流れで電力会社の電柱・電線へと接続されて買い取ってもらう形になります。

①太陽電池モジュール
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太陽電池(セル)を並べてパネル状にしたもので、太陽の光を受けて電気エネルギー(直流)を作りだします。 |
②接続箱
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太陽電池モジュールの配線を1つにまとめるための機器です。また太陽電池モジュールで発電した電気エネルギーをパワーコンディショナーへ送ります。 |
③パワーコンディショナー
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太陽電池で発電した直流電力を、家庭でも使えるように交流電力へ変換します。停電時には自立運転機能のスイッチを入れると、太陽の出ている時間帯に発電することができます。 |
④分電盤
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パワーコンディショナーで交流に変換された電気エネルギーを分電盤を通して各部屋のコンセントに送られます。 |
⑤モニター
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現在の発電量や消費電力、売電・買電の状況をリアルタイムに確認することができます。 |
⑥電力量計
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「電気を買った量」を計測する電力量計に加えて、「電気を売った量」を計測する売電のための電力量計が備え付けられます。 |
太陽光発電システムに必要な機器のまとめ
- 太陽電池モジュールで発電した電気エネルギーを使用したり売電するためには、太陽光発電システムに不可欠な機器を揃える必要がある
- 各機器がすべて機能することによって電気エネルギーを活用できるようになる